過去を掘り起こす作業は苦手です。
起こった出来事に耐えきれなかった未熟な脳が、上書き保存をしているので記憶があやふやなところが多いです。
一時期は、履歴書や職務経歴書に書くようなことも上書きされ、何が本当に起ったことなのか自分自身わかりませんでした。
40代はスーパーでパート勤務をしていました。30代後半から働き始めたのですが、10年以上勤めさせて頂きました。
スーパーを選んだ理由は、私が女性の同僚が苦手だったことにあります。根本的に冷静に、緊張せずにやり取りするのが困難で、その弱点を克服していかないと今後が厳しいと思ったのが動機です。
週5日。1日4時間。これが限界で、仕事以外の時間は床に臥せっていました。
同僚はほとんどが女性で、どうしても彼女たちと関わらないわけにはいきません。様々な方がおり、先輩との距離感の保ち方、話のしかた、聞き方などを教わり、非常に貴重な経験をさせてもらいました。
無期雇用にしていただきましたので、ここで骨を埋める気さえあれば、勤め続けることも可能でしたが、幾つかの点が理由で辞めることにしました。
1つ目は、私的にストレスの多い職場で、今後15年続ける自信がありませんでした。
体調が悪く、倦怠感が常時続いていたほか、過敏性腸症候群がどんどん悪化していました。私の中で、何より怒号が飛び交う職場でしたので、私は常にビクビクしていました。
2つ目は、収入の問題です。私の時給は県の最低賃金で、月収¥70,000.-程度でした。低収入で家計をやりくりすることに慣れてきた私にとっても、この賃金で定年まで過ごすというのは苦しかったです。
勤務時間を長くしてもらうという手もありましたが、ロングで働く希望を出している同僚が多く、私の希望が通りそうにありませんでした。
3つ目に、今の職種で定年を迎えるのではなく、別の職種で働きたいという気持ちがあったことです。
私は、要介護の老人を抱えています。勤務時間に融通が利いたり、通勤距離が短かったり、私的時間が多く取れる職場に勤務することを希望していました。
その準備をするため就労支援に通うことにしました。
機会があれば就労支援についても書いていければと思っています。
根拠のない自信を自分に植え付け、自己肯定感を高める。周りの方と強調してことに臨むやり方を再構築する。
私にとっての40代は、再起への足場固めの期間だったような気がします。
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